#教育#学費

奨学金と教育ローンの
違いとは?
自分にはどちらが向いている?

奨学金と教育ローンの違いとは?自分にはどちらが向いている?

#教育#学費

大学の入学金や授業料などが足りない場合は、資金の調達方法として奨学金や教育ローンが選択肢にあげられます。どのような違いがあるかを理解して、教育資金の準備にうまく活用しましょう。

Point

  • 教育資金が足りない場合は奨学金教育ローンの選択肢がある。
  • 奨学金と教育ローンにはそれぞれ異なる特徴がある。
  • 福岡銀行の教育ローンは2種類から選べる
  • 奨学金・教育ローンとは?

    奨学金と教育ローンは、どちらも教育資金を調達する際に利用する借入れです。奨学金は日本学生支援機構などが、教育ローンは銀行などの金融機関が主に取り扱っています。

    <奨学金の主な特徴>
    ・「貸与型(返済必要)」と「給付型(返済不要)」の2つに分けられる
    ・貸与型はさらに「無利子」と「有利子」の2種類がある
    ・給付型や無利子の奨学金は、有利子の奨学金と比べて世帯年収や成績など高い条件が設定されている
    ・日本学生支援機構(JASSO)のほか、民間の育英団体や大学独自の奨学金もある

    <銀行の教育ローンの主な特徴>
    ・金利や借入限度額、返済方法などの諸条件は金融機関によって異なる
    ・ローン(借入れ)であるため基本的には返済が必要

    奨学金も教育ローンもさまざまな機関での取扱いがありますが、ここでは奨学金として最も一般的な「日本学生支援機構の第二種奨学金(有利子で返済必要)」と「福岡銀行の教育ローン」の違いを解説します。いくつかの違いがあるので、特徴を理解したうえでどちらを利用するか選択しましょう。

    銀行ローン~教育ローン篇~(約5分)

  • 奨学金と教育ローンの違い

    日本学生支援機構の第二種奨学金(以下、奨学金)と福岡銀行の教育ローンの比較表は以下の通りです。

    借入れの名義 保護者
    金利 Web通常年2.7%~
    保証人 不要
    借入上限 2,000万円
    受取時期 入学前も可
    支払時期 借入の翌月から(在学中は利息のみの返済も可)
    利用制限 なし
    借入れの名義 学生本人
    金利 0.905%
    保証人 必要(機関保証も選択可)
    借入上限 月12万円
    受取時期 入学後
    支払時期 卒業後
    利用制限 あり(世帯年収など)

    ※利率固定方式で2023年3月に貸与終了の場合

    出典:JASSO「2023年度貸与奨学生のしおり」

    各項目について詳しく見ていきましょう。

    • 借入れの名義

      奨学金は名義が学生本人になるため、子どもが自分で返済していくことになります。就職後の給与額によっては、経済的に大きな負担となる可能性もあります。

      教育ローンは、保護者名義で借入れを行います。親が返済するため、将来子どもに負担をかけずに済みます。

      奨学金 福岡銀行の教育ローン
      学生本人 保護者
    • 金利

      金利は、一般的に奨学金のほうが低い傾向にあります。

      奨学金の金利は「利率固定方式」と「利率見直し方式」の2つの算定方式があります。

      ・利率固定方式:貸与終了時に決定した利率が返還完了まで適用される
      ・利率見直し方式:貸与終了時に決定した利率がおおむね5年ごとに見直される

      いずれの算定方式にせよ、申請時ではなく貸与終了時に金利が決まる点に注意が必要です。

      福岡銀行の教育ローンは借入時に金利が決定します。金利の種類は変動金利です。

      奨学金 福岡銀行の教育ローン
      貸与終了時に金利が決定 借入時に金利が決定
    • 保証人

      奨学金を申込むときは、以下のいずれかを選択する必要があります。

      ・連帯保証人と保証人を選任する
      ・機関保証に加入する(保証機関による連帯保証)

      連帯保証人と保証人には父母等と親族を選定する必要があります。機関保証を選択すれば、保証人は不要ですが、毎月の奨学金から保証料が差し引かれます。

      福岡銀行の教育ローンは、保証機関が設定されているため保証人は不要です。保証料は金利に含まれているため、別途支払う必要はありません。

      奨学金 福岡銀行の教育ローン
      「保証人」と「保証機関」のいずれかを選択 保証人不要。保証料は金利に含まれる
    • 借入上限

      奨学金の借入上限額は月12万円です。仮に月12万円の奨学金を4年間(48ヵ月)借りると、総額は576万円となります。貸与額は月額2万円~12万円の範囲で、1万円刻みで選択できます。

      一方、福岡銀行の教育ローンは最大2,000万円まで借入れが可能です。必要金額を一括で借入れるタイプと、必要になった都度借入れできるタイプがあります(詳しくは後述)。

      奨学金 福岡銀行の教育ローン
      月12万円
      (4年間で576万円)
      2,000万円
    • 受取時期

      奨学金は大学入学後に受取開始となるため、入学前にかかる費用には充てられません。

      一方、教育ローンは入学前の受取りも可能です。入学金やアパートの敷金はもちろん、塾費用や受験費用にも利用できます。

      奨学金 福岡銀行の教育ローン
      入学後 入学前の受取りも可能
    • 支払時期

      奨学金は、貸与終了の翌月から7か月目に返済が始まります。3月に満期貸与終了の場合、10月から返済開始です。

      福岡銀行の教育ローンは、借入の翌月から返済が始まります。ただし、在学中は利息のみの返済も可能であるため、返済負担を抑えることができます。

      奨学金 福岡銀行の教育ローン
      卒業後(貸与終了の翌月から7か月目) 借入の翌月から(在学中は利息のみの返済も可)
    • 利用制限

      奨学金には、世帯年収や成績などの利用制限があります。

      一方、教育ローンには年収などの利用制限がないため、高年収などの理由で奨学金が利用できない世帯の方であっても借入れが可能です。ただし、借入れには安定した収入があることが必要です。

      奨学金 福岡銀行の教育ローン
      世帯年収や成績の条件あり
      (年収上限額:1,250万円※)
      安定した収入が必要

      ※両親と子ども2人の4人家族の場合

  • 奨学金と教育ローン、どちらが向いている?

    奨学金と教育ローンのどちらを選ぶべきかわからない方には、ご家庭の状況から検討することをお勧めします。どちらか片方だけはなく、資金の性格によって両方を使い分ける選択肢もあります。

    奨学金 教育ローン
    ・できるだけ金利負担を抑えたい
    ・入学後の教材費や生活費など必要最小限の資金がまかなえればよい
    ・子どもに返済負担をかけたくない
    ・海外留学など幅広い使い道に利用したい
    ・受験費用や入学金などで入学前にまとまった資金が必要
  • ふくぎんの教育ローンは2種類から選べる

    福岡銀行の教育ローンは、「教育カードローン」と「学資ローンDX」の2種類から選べます。それぞれの特徴は以下の通りです。

    <教育カードローン>
    ・必要なときにその都度ATMで借入れ
    ・借入上限額は1,000万円
    ・追加借入時には審査不要

    <学資ローンDX>
    ・必要金額をまとめて借入れ
    ・借入上限額は2,000万円
    ・名義人に万が一のことがあった場合にはローン残高が0円に(「がん保証特約付団体信用生命保険」付帯)

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    より詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。

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  • まとめ

    • 奨学金と教育ローンは、教育資金を調達する際に利用する借入れ。
    • 教育ローンであれば、年収などの条件により奨学金を利用できない世帯の方でも借入れ可能。また、受取時期などの自由度も高い。
    • 福岡銀行の教育ローンには、必要なときにその都度借入れるタイプと、まとめて借入れるタイプがある。
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