平成21年1月23日

  福岡銀行(頭取 谷正明)は、特定医療法人財団 青洲会(理事長 金澤剛)と「銀行保証付地域オープン型医療機関債」発行に関するアドバイザリー契約を締結しましたのでお知らせいたします。
 「地域オープン型医療機関債」は、厚生労働省が定めたガイドライン上求められる一定の財務条件を満たした医療法人が発行する証拠証券(借入金)で、貸付人は病院職員や地域住民となります。今回、貸付人は病院職員で、当行は発行に関する助言等に加え、貸付債権に対し元本保証を付与いたします。銀行保証付の地域オープン型医療機関債の発行は我が国初の取組みと思われます。
 特定医療法人財団 青洲会は、「安心で安全な医療を提供し、地域住民とともに健康と福祉の増進に貢献すること」を理念としておられます。今般、職員の方々の福利厚生の一貫として、また福岡青洲会病院のリニューアルオープンに伴う医療機器購入の資金調達手段として「地域オープン型医療機関債」の発行を決定されました。

【 特定医療法人財団 青洲会 が発行する地域オープン型医療機関債の概要(予定) 】
発行人(借入人) 特定医療法人財団 青洲会
発行額(借入額) 50百万円
資金使途 医療機器購入
期間 5年
発行予定日 平成21年3月
貸付人 病院職員
当行では、今後とも、医療・介護業界に対し、ニーズにフィットした「金融サービス」を提供することにより、全面的な支援を行ってまいります。
本件に関する問い合せ先
福岡銀行 ソリューション営業部/医療・福祉・教育グループ
担当:大久保・中山 TEL:092-723-2526
<ご参考>
1. 地域オープン型医療機関債とは
地域オープン型医療機関債とは、厚生労働省が公表した「医療機関債発行のガイドライン」に基づき、 医療法人が発行する証拠証券(借入金)です。銀行が発行額全てを貸し付ける「銀行総額貸付型」と違い、病院職員や地域住民が貸付人であることが大きな特徴です。
2. 地域オープン型医療機関債発行のメリット
  • (1)発行基準をクリアすることで、財務の健全性、経営の透明性を患者や地域住民にアピールできる。
  • (2)病院職員が病院に直接投資することで、病院経営に対する更なる意識向上が期待できる。
  • (3)固定金利での長期安定資金の確保が可能となる。
  • (4)原則、無担保での資金調達が可能となる。
3. 医療機関債の主な発行基準
厚生労働省の「ガイドライン」及び弊行所定の基準を満たす医療法人に限り、取扱いを行います。
対象先 厚生労働省のガイドラインによる要件
  • 1)直近3期連続して税引前純損益が黒字であること
  • 2)原則、公認会計士または監査法人の監査を受けていること
    (負債総額が100億円以上となる場合、または1回の発行総額が1億円以上もしくは購入人数が50人以上の場合は必須)
資金使途 設備資金に限定
情報開示 ガイドライン所定の書類の開示(事業計画書、事業報告書等)
以上
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