平成19年5月15日
「地域密着型金融推進計画」の進捗状況
(平成17年4月〜19年3月)について
福岡銀行(頭取 谷 正明)は、平成17年3月29日に金融庁から公表された
「地域密着型金融の機能強化の推進に関するアクションプログラム」に基づき、
「地域密着型金融推進計画」を策定し、同計画に沿った各種施策に取り組み、
着実に成果を上げてまいりました。
今般、これまでの進捗状況を取りまとめましたので、お知らせいたします。
当行は、本年度から「中期経営計画2007〜期待を超える銀行に〜」をスタートさせ、
中小企業や個人に対する様々な商品サービス品質の向上により顧客基盤の拡大を図るとともに、統合リスク体制の構築による収益力・健全性を向上させる施策を展開してまいります。
(1) 事業再生・中小企業金融の円滑化
事業再生は、子会社サービサーと連携して18年度下半期に185先(17年4月以降309先)
着実に実績をあげております。
また、知的財産権を担保とした融資の取組やベンチャー支援ファンドへの出資、
債権流動化取組等、担保・保証に過度に依存しない新しい融資商品を積極的に構築し、
中小企業金融の円滑化に向けて着実な実績をあげました。
今後も、債権流動化・無担保・動産債権担保等の融資商品拡大や取引先企業に対する
経営相談・支援機能の強化等、円滑な金融サービスの提供により一層注力してまいります。
(2)経営力の強化
質の高い金融サービスの提供と健全性・収益力の強化の同時実現を目指して、
バーゼルⅡに向けた対応や収益管理システムの開発を進めてまいりました。
また、ガバナンス強化の観点から、財務内容の適正性確認に係る態勢整備とともに、
「財務報告に係る内部統制(日本版SOX)」への対応を着実に行っております。
加えて、法令等遵守態勢の強化については経営の最重要課題として取り組んでおりますが、
不祥事件・顧客情報紛失等の根絶を目指し、より一層の整備・強化に注力しました。
今後も、リスクコントロール、ガバナンス、コンプライアンスの一層の態勢強化を
継続して行ってまいります。
(3)地域の利用者の利便性向上
「経営の透明性を確保することが、利用者の信認を高める」という意識のもと、ホームページや
ディスクロジャー誌等で顧客視線に立った分かりやすい情報開示に努めました。
また、利用者からの質問・相談で頻度が高いものに対して、回答事例集をホームページ上に掲載する等、顧客満足度の向上に努めました。
さらに、地元大学移転等に係るPFI事業への参画や、地元自治体に対してPFI事業化のアドバイスを行うなど、PFI事業に関するノウハウの
蓄積を図り、地域活性化及び地域再生に貢献するべく注力しました。
今後も、より顧客視点に立った情報開示や顧客満足度向上を図っていく一方、
地元九州圏内の域再生・活性化へ貢献してまいります。
数値目標設定項目 | 目標値 | 実 績 (平成19年3月末) |
---|---|---|
1.不良債権比率 |
3%未満 (平成19年3月末) |
2.4% |
2.経営改善支援先数 |
300先以上 (平成17年〜18年度累計) |
309先 |
3.うちランクアップ先 |
50先以上 (平成17年〜18年度累計) |
55先 |
4.中小企業等貸出残高 |
36,000億円以上 (平成19年3月末) |
39,384億円 |
5.無担保ビジネスローン 等新規実行額 | 500億円以上 (平成17年〜18年度累計) |
602億円 |
6.新規お取引開拓先数 |
6,000先以上 (平成17年〜18年度累計) |
6,913件 |
別添の「地域密着型金融推進計画の進捗状況(PDF 53KB)」をご参照ください。
本件に関するご照会は下記までお願いいたします。 |
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福岡銀行 総合企画部 髙木 TEL 092−723−2622 |