平成19年1月31日
「銀行総額貸付型医療機関債」の発行受託について

 福岡銀行(頭取 谷 正明)は、医療法人 大成会 福岡記念病院(理事長 大塚 量)を発行人とする「銀行総額貸付型医療機関債」の発行を受託しましたのでお知らせいたします。

 「医療機関債」は、厚生労働省が定めたガイドライン上求められる一定の財務条件を満たした医療法人が発行する証拠証券(借入金)であり、今回、当行が取扱う「医療機関債」は上記ガイドラインに加え当行所定の基準を満たした医療法人に対して発行額の全額を引き受けるものです。

《医療法人 大成会 が発行する医療機関債の概要》
発行人(借入人) 医療法人 大成会 福岡記念病院
発行額(借入額) 90百万円
資金使途 PET健診・人間ドック・疾病予防を事業内容とした総合健診センター建設
(主要設備:PET-CT、CT、MRI他)
期間 5年
発行日 平成19年1月31日
引受人 福岡銀行
 医療法人 大成会は、福岡記念病院を経営する医療法人で、「地域住民が求める安全で信頼される医療を行うこと」を理念としております。
今般、厚生労働省が推進している健康増進、生活習慣病予防に注力することに加え、PETによる癌の早期発見、再発検査等を実施するため、最新の医療機器を備えた総合健診センターの建築を計画し、その資金調達手段として「医療機関債」を発行しました。

 当行では、今後とも、医療・介護業界に対し、ニーズにフィットした「金融サービス」を提供することにより、全面的な支援を行ってまいります。

【ご参考】
1: 医療機関債とは
医療機関債とは、厚生労働省が公表した「医療機関債発行のガイドライン」に基づき、医療法人が発行する証拠証券(借入金)のことです。
当行が取扱を行うのは、医療法人が発行する医療機関債を全て貸し付ける形の「銀行総額貸付型」の医療機関債です。
2: 医療機関債発行のメリット
(1) 発行基準をクリアすることで、財務の健全性、経営の透明性を患者や地域住民にアピールできる。
(2) 固定金利での長期安定資金の確保が可能となる。
(3) 原則、無担保、無保証での資金調達が可能となる。
3: 医療機関債の主な発行基準
厚生労働省の「ガイドライン」及び弊行所定の基準を満たす医療法人に限り、取扱いを行います。

対象先 厚生労働省のガイドラインによる要件
1. 直近3期連続して税引前純損益が黒字であること
2. 原則として、自己資本比率20%以上を常時満たすこと
3. 原則、公認会計士または監査法人の監査を受けていること
(発行により負債総額が100億円以上となる場合、または1回の発行額が1億円以上の場合は必須)
資金使途 設備資金に限定
情報開示 ガイドライン所定の書類の開示(事業計画書、事業報告書等)

以上

本件に関するお問い合わせ先
福岡銀行 ソリューション営業部 医療・教育グループ  担当/平田(ひらた)、實藤(さねふじ)
TEL/ 092-723-2526


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