平成18年4月10日
業務改善命令に対する業務改善計画の提出について

 福岡銀行(頭取 谷 正明)は、平成18年3月10日付業務改善命令に基づき、本日、福岡財務支局に「業務改善計画」を提出いたしました。

 かかる事態を招き、日頃から当行を信頼し、ご支援とご愛顧をいただいておりますお客様、地域の皆様、ならびに株主の皆様方にご心配とご迷惑をおかけしましたことを改めて心よりお詫び申しあげます。

 今般の業務改善命令を真摯に受け止め、深く反省し、不祥事件根絶に向けた施策を盛り込み「業務改善計画」としてとりまとめております。

 今後は、「業務改善計画」を着実に実行し、内部管理態勢の一層の充実・強化を図るとともに、不祥事件の再発防止に向けて弛まぬ努力を続けてまいります。

 なお、業務改善計画の要旨は下記のとおりです。



1.法令等遵守に係る経営姿勢の明確化(責任の所在の明確化を含む)
   経営陣が今回の不祥事件の発生原因と反省を厳粛に受け止め、コンプライアンスの重要性を再認識し、全職員を十分に統制することにより、一層の内部管理態勢の充実・強化に努めてまいります。
 今後とも、経営陣は強いリーダーシップを発揮し、高いレベルでのコンプライアンス意識の醸成を図り、法令等遵守態勢の強化に努めるとともに、諸会議・研修等の機会を捉え、経営姿勢を絶えず周知してまいります。

2.取締役会及び本部の機能強化による法令等遵守態勢の確立
 (人材派遣子会社に対する管理態勢の強化を含む)
   業務改善計画やコンプライアンス・プログラムの実施状況については、取締役会やコンプライアンス委員会で確実な評価・検証を実施し、法令等遵守に関する諸施策の浸透状況等に対する経営陣の関与を強化してまいります。
  また、人材派遣子会社につきましては、当行と人材派遣子会社間で定例会議を開催するなど、情報の共有化を図り、管理・指導態勢を強化してまいります。

3.営業店における相互牽制機能の強化(派出先を含む)
   営業店における事務処理や相互牽制機能の強化を図るため、不祥事件防止の観点から事務フロー等の見直し、再整備を行うとともに、全職員に規程の遵守、厳正な事務取扱の徹底を図ってまいります。
  また、派出先につきましては、本部において派出業務の特性を把握したうえで、ハード面の整備等も含め、牽制機能の強化を図ってまいります。

4.本部監査機能の実効性の確保
   本部監査部門につきましては、不祥事件の早期発見に有効な監査項目・監査手法の検討・実施に加え、未然防止策の検討を進め、リスク把握態勢の強化を図ってまいります。

5.人事管理の徹底(派遣社員の管理を含む)
   人事異動・担当替えのローテーションや連続休暇制度等について、派遣社員等も含めて再整備のうえ、人材派遣子会社との連携を強化しながら、厳正な運用を行ってまいります。


以 上



■BACK■
株式会社福岡銀行 登録金融機関 福岡財務支局長(登金)第7号 加入協会:日本証券業協会
Copyright © The Bank of Fukuoka, Ltd. . All Rights Reserved.
FFG ふくおかフィナンシャルグループ