平成17年12月14日
「地域密着型金融推進計画」の進捗状況について

 福岡銀行(頭取 谷 正明)では、平成17年3月29日に金融庁から公表された「地域密着型金融の機能強化の推進に関するアクションプログラム」に基づき、「地域密着型金融推進計画」を策定し、同計画に沿った各種施策に取り組み、着実に成果を上げてまいりました。
 今後も、引き続き推進計画を着実に遂行することで、中小企業等地元顧客への円滑な資金供給等最適な金融サービスの提供に努め、地域金融機関としての役割を十分に発揮することにより、地域経済社会の発展に貢献してまいります。


1.大項目ごとの進捗状況等
  (1)事業再生・中小企業金融の円滑化
 事業再生については、子会社サービサーと連携して179先の経営改善支援に取組み、20先のランクアップを実現するなど、着実に実績をあげております。
 中小企業金融の円滑化については、商工中金と連携して我が国初の動産登記制度を活用したシンジケートローン型アセットベーストレンディングの取組み等、担保・保証に過度に依存しない新しい融資商品を積極的に構築し、着実な実績をあげました。
 今後については、債権流動化・無担保・動産債権担保等の融資商品拡大やビジネスマッチング提携先の拡充等、更なる円滑な金融サービスの提供に注力してまいります。

(2)経営力の強化
 質の高い金融サービスの提供と当行自身の健全性・収益力の強化の同時実現を目指して、バーゼルIIに向けた対応や収益管理システムの開発を進めました。
 また、ガバナンス強化の観点から、財務内容の適正性確認に係る態勢整備に向けた検討に着手しました。
 加えて、法令等遵守態勢の強化については経営の最重要課題として取り組んでおりますが、複数の不祥事件や顧客情報紛失等の事故が発生していることから、より一層の整備・強化に注力しました。
 今後については、バーゼルII及び財務内容の適正性確認などの新たなルール導入に向けた態勢整備・充実を図っていく一方、不祥事件や顧客情報紛失等の事故再発防止に向けた態勢の充実・強化をより一層図ってまいります。

(3)地域の利用者の利便性向上
 「経営の透明性を確保することが、利用者の信認を高める」という意識のもと、ホームページやディスクロジャー誌等で顧客視線に立った分かりやすい情報開示に努めました。
 さらに、九州大学馬出総合研究棟改修施設整備事業へのレンダー兼エージェントとして参画したことで、PFI事業に関するノウハウの蓄積を図り、地元九州圏内の地域活性化及び地域再生に貢献するべく注力しました。
 今後については、より顧客視点に立った情報開示や顧客満足度向上を図っていく一方、外部とのアライアンスによるPFIへの参画を継続していき、地元九州圏内の地域再生・活性化へ貢献してまいります。

2.数値目標の進捗状況
数値目標設定項目 目標値 実 績
(平成17年9月末)
1.不良債権比率 3%未満
(平成19年3月末)
3.03%
2.経営改善支援先数 300先以上
(平成17年〜18年度累計)
179先
3.うちランクアップ先 50先以上
(平成17年〜18年度累計)
20先
4.中小企業等貸出残高 36,000億円以上
(平成19年3月末)
35,595億円
5.無担保ビジネスローン
 等新規実行額
500億円以上
(平成17年〜18年度累計)
142億円
6.新規お取引開拓先数 6,000先以上
(平成17年〜18年度累計)
1,635件

3.進捗状況の詳細等
別添の「地域密着型金融推進計画の進捗状況」[PDF FILE 48KB]をご参照ください。

以上


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