平成17年11月29日
キャッシュカードのセキュリティ強化策の実施について

 福岡銀行(頭取 谷 正明)は、全国的に偽造・盗難カードによる預金の不正引出しによる被害が急増している中、キャッシュカード等の種々のセキュリティ強化策を実施してまいりました。今後さらにお客さまの大切な財産をお守りし、より安心してキャッシュカードをご利用していただけるよう、平成18年1月以降ICキャッシュカード発行を始め次の対策を実施してまいります。

1. ICキャッシュカードを発行し、当行ATM全台をICキャッシュカード対応とします。
  偽造・不正読み取りが困難なICキャッシュカードを平成18年1月23日から発行いたします。また、当行ATM全台でICキャッシュカードがご利用なれるようにいたします。
ただし、他行・コンビニATMも引き続きご利用できるよう、従来の磁気データ(磁気ストライプ)を残します。くわしくはこちらをご覧ください。
2. 現行の磁気ストライプキャッシュカードについてATMでの1日あたりの利用限度額を引き下げさせていただきます。
  偽造による不正引出し被害拡大防止の観点から、キャッシュカードの磁気データ(従来のキャッシュカードの磁気ストライプ部分、ICキャッシュカードの磁気ストライプ部分)を使用するATMでのお引出しについて、1日1口座あたりの利用限度額を平成18年2月6日から50万円に引き下げさせていただきます。
来年1月23日から発行いたしますICキャッシュカードのICチップを使用するATMでの利用限度額は、200万円(法人のお客さまは500万円)とし、安全性と利便性を高めます。くわしくはこちらをご覧ください。
3. ATMでの1日ご利用限度額を自由にお決めいただけるようにいたします。
  平成18年2月6日から「1日あたりのご利用限度額」をお客さまのご希望される金額にお決めいただけるサービスを開始いたします。
キャッシュカードの磁気データ部分、ICチップ部分それぞれのご利用限度額をお客さまご自身が自由に設定できますので、限度額を小額に設定することで、安全性を確保することができます。また、ICキャッシュカードの磁気ストライプ部分の利用限度額をゼロ円とすることにより偽造・不正読み取りによる不正引出しを防止できます。くわしくはこちらをご覧ください。
4. 生体認証を活用したご本人確認方法を開始いたします。
(18年3月に実施予定)
  キャッシュカード等の盗難後、暗証番号の推定等により不正に暗証番号を入手し、第三者が本人になりすまして預金を引き出す犯罪を防ぐため、暗証番号によるご本人確認方法とは別に、指静脈認証を活用したご本人確認を開始いたします。生体認証方式によるご本人確認方法は、現在最もセキュリティの高い方法といわれており、安心してご利用いただけます。また、生体認証方式によるお引出しの場合、ATMでの1日あたりのご利用限度額に制限はありません。
5. 携帯電話を活用し、第三者によるキャッシュカード・通帳での不正引出しを防止いたします。
(18年3月に実施予定)
  通常は、ATMでのお引出しを利用停止状態にしておき、お客様がご預金をお引出される時だけ、携帯電話による簡単な操作でお引出しが可能な状態とし、お引出し後は自動的に利用停止状態になる仕組みです。この仕組みは、お客様がご利用されたい時だけお引出しの扉が開くイメージで、偽造や盗難によるキャッシュカード等での不正引出しを防止でき安全性に優れています。
 この対策は従来のキャッシュカードや通帳によるお支払いにも活用でき、他行・コンビニATMも引き続きご利用できます。
6. その他
  次のセキュリティ強化策はすでに実施済みです。
ATM画面の遮光フィルターと後方確認用ミラーを全台に設置
生年月日等類推されやすい暗証番号の設定ができないシステムを導入
ATM暗証番号入力画面の数字配置のスクランブル化

福岡銀行では、キャッシュカード等をご利用になられるお客さまに対し、様々なニーズに合わせたセキュリティ強化策をご提供してまいります。くわしくはこちらをご覧ください。


本件に関するお問い合わせ先
株式会社 福岡銀行 事務統括部 担当/四元・野田  TEL/ 092-723-2451


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