中国の夜の楽しみと言えばカラオケもその一つです。中国のカラオケは日本のクラブのような感じで、カラオケタイムあり、ディスコタイムあり、ファッションモデルショーありの一大アミューズメント(?)スペースです。
 カラオケをみんなの前で歌うのは日本のスナックでもよくあることですが、「みんなの前で歌う」というそのスケールが違います。ある時には何百人の客の前で、しかも舞台の上で歌うということもあり気分はもう大スターです。また、日本語のカラオケシステムを導入しているところもたくさんあり、中国語のためちんぷんかんぷん、ということもなく安心して選曲することができます。日本の歌も中国にはたくさんあります。ただ、日本の曲の場合、中国人は歌詞の部分を中国語にして歌います。日本の歌手のカバー曲というわけです。カラオケスクリーンの上段には中国語、下段に日本語がテロップで流れます。デュエットを行う時は中国人は中国語で、一方、日本人は日本語で歌う光景をよく見られます。
 ところでデュエットで歌いたい時に、

これさえ覚えればあなたはもう中国通として楽しい中国の夜を満喫できるでしょう。
 なお、中国人は他の人が歌った曲を自分の方がうまいぞ、とばかりに歌うことがよくあります。日本人のあなたは少々面食らうでしょうが、負けないように誰かを誘って舞台へあがりましょう。

ただし

をお忘れなく…。


中国生まれ。大連での貿易商社勤務
を経て折尾女子経済短期大学卒業。
平成11年9月まで
当行アジア国際部勤務。


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