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YOKA!Payにかける想い:(STORY1)九州初!スマホ決済システム導入までの道のり

※ふくおかフィナンシャルグループ(以下、FFG)では、銀行口座と連携したスマホ決済サービス「YOKA!Pay」の提供を開始します。2018年3月1日から福岡銀行、2018年7月2日から熊本銀行・親和銀行でサービスを開始しました。ここ、「YOKA!Payにかける想い」では、YOKA!Pay導入に関わったメンバーの想いを数回に渡り特集させていただきます。
※役職名等は、
2018年3月1日時点のものです。以下敬称略
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―今回、どのような想いでYOKA!Payを導入されましたか?

(FFG土田)地域に根ざした決済プラットフォームを構築することで、「地域経済活性化への貢献」と「キャッシュレス化の促進」を図りたいと思い、今回のYOKA!Pay導入を決めました。
今後、日本においてもキャッシュレス化は進んでいくと思いますが、システム導入費用や習熟の難しさから、このような仕組みはどうしても大企業中心に進んでいきがちです。私たちは、大企業のお客さまももちろんですが、九州の中小企業・個人事業主のお客さまにもキャッシュレス化の波に一緒に乗って欲しいと考え、今回簡単に使えるスマホ決済サービスYOKA!Payを提供することにしました。
FFGでは、コアバリューとして「いちばん身近な銀行、いちばん頼れる銀行、いちばん先を行く銀行」の3つをあげています。今回YOKA!Payではこの3つのコアバリューを体現できたのではないかと考えています。

―YOKA!Payの具体的な内容を教えてください?

(FFG土田)
YOKA!Payは、個人のお客さま(スマートフォン利用)と加盟店さま(タブレット利用)の銀行口座をアプリを通じて連動させるスマホ決済サービスです。
決済の方法は二つあり、一つは「加盟店さまが提示したQRコードを個人のお客さまが読み取り支払う方法(QRコード決済)」、もう一つは「個人のお客さまが加盟店さまにアプリ上でチェックインし、金額確認後、暗証番号を入力して支払う方法(チェックイン決済)」です。
個人のお客さまは、スマホアプリを通じて近くにあるお店を探したり、スタンプやクーポンを受取ることができます。加盟店のお客さまはタブレットアプリを通じて、日々の売上の状況や来店いただいているお客さまの層などを確認でき、ターゲットを絞ってクーポンを発行するなど、簡単なマーケティングも可能です。
今回、YOKA!Payでは、GMOペイメントゲートウェイ株式会社様(以下、GMO-PG)の「銀行Pay」システムを採用しました。個人のお客さま、加盟店さま、両方にメリットがあると感じGMO-PGとタッグを組ませていただいています。

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―銀行Payについて教えてください?

(GMO-PG畑田)「
銀行Pay」とは2016年にGMO-PGと横浜銀行さまとで共同開発させていただいた、スマホアプリから即時に銀行口座の引き落とし等による支払いができるサービスです。導入銀行間の相互連携(マルチバンク)にも対応しているので、個人のお客さまは、自分の口座をお持ちの銀行や地域以外でも、「銀行Pay」の利用契約をしている加盟店であれば、ご利用が可能となります。
2018年7月2日現在、横浜銀行さまと福岡銀行さま、熊本銀行さま、親和銀行さまに導入いただいており、2018年秋頃を目処にりそなグループの3行さま(りそな銀行、埼玉りそな銀行、近畿大阪銀行)、2019年2月にゆうちょ銀行さまで展開される予定です。

 

―例えば、長崎や熊本のお客さまが福岡に行った時、福岡のお客さまが横浜に行った時にYOKA!Payで支払いができるということですか?

(GMO-PG畑田)
はい、そうなります。今後も導入いただく銀行さまが増えていく予定で、どんどん便利になると思います。いずれは、日本のどこに行っても「銀行Pay」で支払ができる世界を実現したいと考えています。

―今回のシステム導入にあたり、最も大変だったことは何でしたか?

(FFG土田)
やはり一番はお客さまに評価いただける、使いやすいアプリを作ることですね。長い銀行員生活で初めての経験でしたので、そもそも仕組みもわからなかったですし、とまどいしかなかったですね。GMO-PGさんのご協力や弊社メンバーの協力なくしては導入することはできませんでした。GMO-PGさんには無理難題をわがままに言わせていただきましたが、ご対応いただき感謝しています。まだまだ改善の余地はありますので畑田さん、引き続きよろしくお願いします(笑)。

(GMO-PG畑田)そうですね。弊社もまだまだ改善の余地があると認識しておりますので、一緒にサービスを育てて行ければと考えています。
今回の、YOKA!Payリリースでの銀行間の相互連携(マルチバンク対応)は、弊社にとって大きな取組みでした。2017年7月より横浜銀行さまの「はまPay」が稼動しており、YOKA!Payリリースのタイミングで銀行間を相互に連携させ、福岡銀行さまに口座を持つお客さまが横浜銀行さまの加盟店でYOKA!Payが利用でき、横浜銀行さまに口座を持つお客さまが福岡銀行さまの加盟店での「はまPay」が利用できる仕組みを実現しました。
お客さまの利便性向上に加え、加盟店さまにおいても契約/入金の一本化が図れるなどメリットがあるので、今後、より多くの銀行さまに「銀行Pay」を導入いただき、マルチバンクにご参加いただけるよう普及させていきたいです。
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―最後に、今後の展開や目標について教えてください。

(GMO-PG畑田)
「銀行Pay」を普及させていくにあたり、多数の銀行さまの参画(=利用者数)×多数の利用できる場所(=加盟店数)の両輪を、同時並行で進めていく必要があると考えています。銀行さまの参画は、横浜銀行さまを皮切りにFFGさま、りそなグループさま、ゆうちょ銀行さまと普及がすすんでおり、各銀行さまと共同で他の銀行さまでも参画いただけるよう推進していきたいです。
一方、加盟店数増加に向けては、加盟店さま側の既存システムと「銀行Pay」システムとの連動は避けて通れませんので、弊社では、加盟店開拓施策をシステム面から支援させていただきます。例えば、2017年7月に発表させていただいた自動精算機との連携は、自動精算機と「銀行Pay」システムを連携させることで、自動精算機でスマホアプリから即時に銀行口座の引き落とし等による支払いが可能となるものです。病院やホテル、ゴルフ場などへの展開を予定しており、さらに近い将来、自動精算機によるキャッシュアウトサービス(現金出金)の展開も見据えております。
また、大手チェーン店のPOSレジとのシステム連携など、各業種に最適な仕組みをご提供できるようシステム連携を進めていきたいと考えております。
国内の銀行口座と連動した決済サービスである「銀行Pay」を、銀行さま、加盟店さまと共同で推進し、キャッシュレス化に貢献していく所存です。

(FFG土田)早い段階で加盟店さまと個人のお客さまの拡大を実現し、YOKA!Payでの好循環を私たちが大切にしている地域で回していきたいです。YOKA!Payで実現したい世界は、最初にお話ししたとおり、地域に根ざした決済プラットフォームの構築です。日本政府は2025年までに日本におけるキャッシュレス決済比率を4割程度まで引き上げることを目指す(2016年現在2割)と発表していますが、このキャッシュレスの波に、私達は地域の全ての皆さまと一緒に乗りたいと思っています。天神で服を買う時も、商店街のお店で野菜を買う時もいつでもどこでもスマホで決済する世界。大きなお店のスタッフの皆さんも個人商店の旦那さんもタブレットでターゲットを決めて、クーポンを発行する世界。そういう世界を実現します。
YOKA!Payは、決済する際に、子供の声で「よかぺい」とかわいく鳴くのですが、この声がいろいろな所で聞こえるようになる日を早く実現します。

(FFG土田)(GMO-PG畑田)皆さま、今後とも「YOKA!Pay」「銀行Pay」をどうぞよろしくお願いいたします。

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