平成18年3月16日
キャッシュカードのセキュリティ強化策の実施について
 福岡銀行(頭取 谷 正明)は、全国的に偽造・盗難カードによる預金の不正引出しによる被害が急増している中、キャッシュカード等の種々のセキュリティ強化策を実施してまいりました。今後さらにお客さまの大切な財産をお守りし、より安心してキャッシュカードをご利用していただけるよう、平成18年3月に生体認証ICキャッシュカード発行をはじめ次の対策を実施いたします。



 キャッシュカードの盗難後、暗証番号の推定等により不正に暗証番号を入手し、第三者が本人になりすまして預金を引き出す犯罪を防止するため、暗証番号によるご本人確認に加え、指静脈認証を活用したご本人確認を取り入れた生体認証ICキャッシュカードを平成18年3月20日から発行いたします。
 生体認証方式によるご本人確認方法は、現在最もセキュリティの高い方法といわれており、安心してキャッシュカードをご利用いただけます。また、生体認証ICキャッシュカードは、生体認証方式のATMでのお引出しについて、1日あたりのご利用限度額に制限がなく、安全性と利便性を兼ね備えたキャッシュカードです。なお、平成18年3月20日以降に受付しましたアレコレカード(VISA・JCB)については、全て生体認証対応可能なカードといたします。



 携帯電話を活用したATM不正引き出しの防止策として、口座セキュリティサービスを、平成18年3月20日から実施します。
 通常は、ATMでのお引出しを利用停止状態にしておき、お客様がご預金をお引出される時だけ、携帯電話による簡単な操作でお引出しを利用可能な状態とし、お引出し後は自動的に利用停止状態になる仕組みです。この仕組みは、お客様がご利用されたい時だけお引出しの扉が開くイメージで、偽造や盗難によるキャッシュカード等での不正引出しを防止でき安全性に優れています。
 このサービスは従来のキャッシュカードや通帳によるお支払いにも活用でき、他行・コンビニATMでのお引出しにもご利用できます。



 偽造・盗難キャッシュカードによるATM不正引き出しが、当行ATM以外のATMで行われる事例が多いことから、お客様のご希望により、キャッシュカードによるATMの引き出しについて、当行ATMのみのお取扱いに限定することを平成18年3月13日から可能といたしました。



 これまで当行では、キャッシュカード・通帳によるATM・デビットのお取引について、暗証番号が一定の回数まで相違した場合には、ATM・デビットでのお取引を即時に停止させていただいておりましたが、平成18年3月13日以降、ATM・デビット取引の即時停止を行う不正が疑われる対象取引を拡大し、これまで以上に、お客様のご預金を厳格にお守りいたします。



 キャッシュカードの不正引出しにあわれたお客様の多くが、生年月日・電話番号など、他人に推測されやすい暗証番号を使用されています。お客様がキャッシュカードの不正引き出しにあうことを未然に防止するために、平成18年3月23日から、生年月日・電話番号などの他人に推測されやすい暗証番号を使用されているお客様がATMを利用された際には、ATM画面上で暗証番号の変更をご案内いたします。



次のセキュリティ強化策はすでに実施済みです。
ATM画面の遮光フィルターと後方確認用ミラーを全台に設置
生年月日等類推されやすい暗証番号を新たに設定ができないシステムを導入
ATM暗証番号入力画面の数字配置のスクランブル化
ICキャッシュカードの発行、当行ATM全台のICキャッシュカード対応化
磁気ストライプキャッシュカードについてのATMでの1日あたりの利用限度額の引下げ
ATMご利用限度額変更サービスの実施

 福岡銀行では、キャッシュカード等をご利用になられるお客さまに対し、様々なニーズに合わせたセキュリティ強化策をご提供いたします。

本件に関するお問い合わせ先
福岡銀行 事務統括部  担当/四元・野田  TEL/092-723-2451


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